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どうなる公共事業?

◇知人との再会

 先日、遅めの昼食をとっていたら、カウンターの端に見覚えある方に似ているなと感じていた。

たまたま目があったとき、奥でその方も私に気づき軽い会釈を交わした。
やはり、その知り合いであった。

その方は、昔よくわが社に営業に来ていたコンクリート2次製品の会社の方だった。
昔は、よくこの方とも会っていたが、最近、いやここ数年会っていなかった。

その方は、帰りに私に近づき座り、話をしてくれた。
話を始めると、以前の会社は給料も激減したうえに先が見えないと判断して退職し、環境系の会社に入られたそうである。
これからの会社であると判断し、その会社に就職したそうであえるが、いろいろ考えさせられた。



1.今後の公共事業のあり方

 今後、新設の発注量は激減し、維持管理業務の発注が増加する。しかし、この維持管理業務も会社としての売り上げに貢献する見合うような受注金額にはほど遠い。
実際には、受注金額のほとんどが調査費となり、コンサルタントとしての技術料は少ない。
これに加えて、低価格での受注も増加する傾向にある。

必要なものには、必要な金額をかけて維持管理を行うことが今後、本当に必要なことだと考える。


公共事業が減る→受注が減る→給料が減る→リストラ→企業の存続→「荒廃する社会」→社会資本の崩壊

最終的にはわが国の今後の社会資本整備のあり方に発展するため、必要なものを見極めることがことが特に大切である。

大胆であるかも知れないが、社会のシナリオを書いてみた。このように社会資本が衰退し、安全で安心した社会を維持しなければならない。


2.政府の行政刷新会議について

以下の記事にあるが、削減すべきことは必要と考える。
しかし、まだメスを入れるべきところもあるのではないでしょうか?
まだ、高額な無駄に部分もあると思う。

  政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は12日、都内で平成22年度予算の概算要求の無 駄を削る「事業仕分け」の2日目の作業を行った。国土交通省所管の直轄国道の維持管理費(要求2326億円)や直轄河川・ダムの維持管理費(同1255億円)には高コスト体質への批判が続出。
いずれも「10~20%削減すべき」と結論づけるなど、前日に続いて厳しい判定が相次いだ。
産経ニュース
より



①11月11日の国土交通省関連の事業仕分け評決結果
②11月12日の国土交通省関連の事業仕分け評決結果

 この内容をみてもらえば分かりますが、予算要求額の10%~20%の縮減を全体的にあげてるだけに感じた。
必要なものと不必要なものを本当に判断してのことだろうか?

予算が減らされても、これまで出来上がった社会資本を健全な状態で維持していくことは、私たち建設技術者に課せられた責務であると考える。
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