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高流動コンクリート

◆わが国の借金846兆円に増

財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の債務残高(借金)が2008年度末時点で846兆円6905億になったと発表した。
個人一人当たりの借金は663万円となる。 【人口推計:1億2765万人(1月1日時点)】

08年3月末時点で過去最高の849兆円に達したが、その後、減少が続いていたが、08年10月に成立した08年度第一次補正予算で経済対策を実行しるために財源として国債を増発したことが響き、再び増加した。企業業績の悪化で税収は著しく落ち込んでいて、二次補正予算でさらに国債を増発することで、わが国の借金は一段と膨らみそうである。

このひっ迫した社会にさらに、少子高齢化と企業の経営悪化により拍車がかかると予想される。
しかし、人々の価値観や生活様式が多様化することで、さらに社会基盤は向上することが望まれる。
今後も、安心して安全な社会を形成するためには、必要なものは造り、現状の基盤を維持するためには維持修繕しながら延命化することが必要となる。

これまでの一般的なコンクリートに比べ、人件費によるコスト縮減と施工性の締固等で有利となる高流動コンクリートについて記述する。

◆高流動コンクリート
高流動コンクリートは、一般的に流通しているコンクリートに比べ、流動性、充填性が高く、骨材の材料分離性に優れている。そのため、最大の特徴であるコンクリート打設時の締固めを必要とせず、高所からの充填も可能である。
施工品質においては、一般的なコンクリートの品質と同等または、それ以上の施工品質を確保している。

配合
・流動性の程度はスランプフローで表し、目標値は50cm以上70cm以下と規定されている。
・単位水量は175kg/m3以下とする。
・水結合比[単位水量/(単位セメント量+単位混和材量]は50%以下とする。

主な特徴
・高流動コンクリートを型枠に打設することで、フレッシュコンクリートの自重により型枠の隅々まで充填できる。(締め固め不要)
・所要の品質が得られ、耐久性も良好となる。
・単位粗骨材量が少なく,高性能(AE)減水剤(SP剤)の使用量が多い。
・一般的なコンクリートと比べ凝結硬化が遅延する傾向(流動性確保のため,SP剤により初期の水和反応を抑制)
・高粘性のため、一般にブリーディング、レイタンスが少なく表面の仕上がりがよい。(ジャンカ、豆板が発生しない)
・コンクリートポンプによる圧送時の抵抗が大きい。
・最大自由落下高は5m程度とする。
・人的要因による施工不良がない。
・コンクリート打設工事における省力化が図れる。
・将来の施工自動化などの技術へ対応できる可能性がある。

問題点
・コストが高価であり、経済性に劣る。
・使用材料の品質変動,計量誤差による影響を受け易く、品質管理、施工管理が難しい。
・打込み後も長時間にわたり側圧が減少しにくく、型枠の補強が必要となる。⇒型枠の設計はフレッシュコンクリートの「液圧」として計算する。

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Comment

[99]

コン太さん、お疲れさまです。
勉強、頑張っているようですね。
私も頑張らなくては!という気持ちになります。

さて、高流動コンクリートについてです。
4年くらい前になります。
施工屋をしていた頃、使ったことがあります。
端的に申し上げまして、「これから」のコンクリートだと思います。
ご存知のとおり、今まで打設が不可能とされてきた条件化でもそれが可能になります。
よく言われる事例が「過密鉄筋構造物」ですよね。
私が使ったのは、合成床版です。
サンドイッチ状になった鋼板の中に高流動コンクリートを流す、というイメージです。
この時、感じたのはエアが多い、ということです。もちろん、エントレインド・エアなんですが、打設時には留意する必要があります。
あとは、コン太さんがおっしゃっているように、スランプフロー管理など現場における品質管理が難しいという特徴があります。
骨材などによっては、なかなかスランプフローが安定しないという話を聞いたことがありますが、幸いにして私が使った際はかなり安定していました。(骨材がよかったこと、混和剤同士の相性がよかったなどが挙げられるでしょうね)
コスト面では通常のコンクリートの2倍まではいきませんが、1.5~1.8倍くらいだと思います。
一般化をさらに進めるためには、材料のコストダウンと性能規定化への対応など、乗り越えるべきものは少なくありません。
個人的には、どんどん活用を図っていきたいコンクリートです。

[100] 貴重な現場体験によるコメント

コチタロ様

コメントありがとうございます。
コチタロさんのBlogで私も刺激を相当受けております。
技術面と食および幅広い情報のコラボいいですね。

高流動コンクリートによる、現場での大変貴重な体験ありがとうございます。
イメージはあるのですが、実際現場で取り扱った技術者には敵いません。
ただし、意見を頂けるとそのイメージが何となく浮かぶために勉強になります。

このコストの問題を解決するためには、何といっても市場に流通する必要があります。
技術者が性能を評価して今後取り入れる努力が必要でしょう。
長期的に安全で耐用年数の高い構造物となれば、LCCの分で評価できるかもしれませんね。
これと施工性の評価により、導入ができればこれから多く使えるコンクリートになるのではないでしょうか。

今後も、貴重な体験、コメントお待ちいたしております。

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